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核兵器 - Nuclear Weapons
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長崎平和宣言 »

2005.08.06


60回目の「原爆の日」



8月6日は、人類史上最初の原子爆弾が広島に投下された日です。
原爆投下から今年で60年が経過しました。

昨年の8月6日、広島の平和記念公園で行われた平和記念式典の中で、
秋葉広島市長は、2004年8月6日から2005年8月9日までを

“核兵器のない世界をつくるための記憶と行動の一年に” と呼びかけました。

その成果はどうだったのでしょうか?

被爆者の皆さんも、高齢の方が多く、
被爆体験を次の世代への記憶として残していく活動が、
とても大切な時期に来ているといえるでしょう。

■□□ 広島被爆地 #001 - 序 / 2004-8-6 UP



【今後のご紹介予定】
 1回目:広島赤十字病院
 2回目:広島文理科大学本館(旧広島大学理学部本館)
 3回目:平和記念公園レストハウス(旧大正呉服店)
 4回目:原爆ドーム


▼以下、2005年の平和宣言等です。

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■広島市長 秋葉忠利 「広島平和宣言」

 被爆60周年の8月6日、30万を越える原爆犠牲者の御霊(みたま)と生き残った私たちが幽明(ゆうめい)の界を越え、あの日を振り返る慟哭(どうこく)の刻(とき)を迎えました。それは、核兵器廃絶と世界平和実現のため、ひたすら努力し続けた被爆者の志を受け継ぎ、私たち自身が果たすべき責任に目覚め、行動に移す決意をする、継承と目覚め、決意の刻でもあります。この決意は、全(すべ)ての戦争犠牲者や世界各地で今この刻を共にしている多くの人々の思いと重なり、地球を包むハーモニーとなりつつあります。

 その主旋律は、「こんな思いを、他の誰にもさせてはならない」という被爆者の声であり、宗教や法律が揃(そろ)って説く「汝(なんじ)殺すなかれ」です。未来世代への責務として、私たちはこの真理を、なかんずく「子どもを殺すなかれ」を、国家や宗教を超える人類最優先の公理として確立する必要があります。9年前の国際司法裁判所の勧告的意見はそのための大切な一歩です。また主権国家の意思として、この真理を永久に採用した日本国憲法は、21世紀の世界を導く道標(みちしるべ)です。

 しかし、今年の5月に開かれた核不拡散条約再検討会議で明らかになったのは、アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国、インド、パキスタン、北朝鮮等の核保有国並びに核保有願望国が、世界の大多数の市民や国の声を無視し、人類を滅亡に導く危機に陥れているという事実です。

 これらの国々は「力は正義」を前提に、核兵器の保有を入会証とする「核クラブ」を結成し、マスコミを通して「核兵器が貴方(あなた)を守る」という偽りの呪(まじな)いを繰り返してきました。その結果、反論する手段を持たない多くの世界市民は「自分には何もできない」と信じさせられています。また、国連では、自らの我侭(わがまま)を通せる拒否権に恃(たの)んで、世界の大多数の声を封じ込めています。

 この現実を変えるため、加盟都市が1080に増えた平和市長会議は現在、広島市で第6回総会を開き、一昨年採択した「核兵器廃絶のための緊急行動」を改訂しています。目標は、全米市長会議や欧州議会、核戦争防止国際医師の会等々、世界に広がる様々(さまざま)な組織やNGOそして多くの市民との協働の輪を広げるための、そしてまた、世界の市民が「地球の未来はあたかも自分一人の肩に懸かっているかのような」危機感を持って自らの責任に目覚め、新たな決意で核廃絶を目指して行動するための、具体的指針を作ることです。

 まず私たちは、国連に多数意見を届けるため、10月に開かれる国連総会の第一委員会が、核兵器のない世界の実現と維持とを検討する特別委員会を設置するよう提案します。それは、ジュネーブでの軍縮会議、ニューヨークにおける核不拡散条約再検討会議のどちらも不毛に終わった理由が、どの国も拒否権を行使できる「全員一致方式」だったからです。

 さらに国連総会がこの特別委員会の勧告に従い、2020年までに核兵器の廃絶を実現するための具体的ステップを2010年までに策定するよう、期待します。

 同時に私たちは、今日から来年の8月9日までの369日を「継承と目覚め、決意の年」と位置付け、世界の多くの国、NGOや大多数の市民と共に、世界中の多くの都市で核兵器廃絶に向けた多様なキャンペーンを展開します。

 日本政府は、こうした世界の都市の声を尊重し、第一委員会や総会の場で、多数決による核兵器廃絶実現のために力を尽くすべきです。重ねて日本政府には、海外や黒い雨地域も含め高齢化した被爆者の実態に即した温かい援護策の充実を求めます。

 被爆60周年の今日、「過ちは繰返さない」と誓った私たちの責任を謙虚に再確認し、全ての原爆犠牲者の御霊に哀悼の誠を捧(ささ)げます。

 「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」

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■こども代表 「平和への誓い」

 戦争は人間のしわざです。

 戦争は人間の生命を奪います。

 戦争は死そのものです。

 過去を振り返ることは、将来に対する責任をになうことです。

 広島を考えることは、核戦争を拒否することです。

 広島を考えることは、平和に対しての責任を取ることです。

 これは今年亡くなった前ローマ法王ヨハネ・パウロ二世が1981年2月に、ここ平和記念公園の原爆死没者慰霊碑の前で世界へ発信したメッセージの一部です。

 わたしたちは、これまでずっと世界平和の実現を訴えてきました。

 しかし、世界では今なお核兵器は存在し、戦争やテロなどが絶えません。そして、わたしたちと同じ子どもたちが銃弾や地雷に倒れ命を失っています。身のまわりではどうでしょうか。子どもたちが命を奪われたり、傷つけられたりする事件が起きています。暴力事件やいじめもなくなりません。

 本当に平和な世界を築くために私たちは何をしなければならないのでしょうか。

 戦争、争い、いじめ、暴力。これらを起こすのは人間です。人間の心です。だから、命を大切にする心、相手を思いやる心をふくらませていくことが大切です。まずは相手のことを知り、違いを理解すること。そして、暴力で解決するのではなく、話し合いで解決していくことがわたしたちにできる第一歩です。

 ある被爆者の方の話を聞きました。

 今まで被爆した時のことを人に話したことがなかったそうです。

 たとえ、話をしても「あの時のことは誰にもわかってもらえない」と思っていたからです。

 しかし、70歳を過ぎて、地元の中学生にあの日のことを話しました。

 8月6日に起こったことを、原爆はいけないということを、戦争はいけないということを、どうしても知らせたかったのです。

 被爆60周年を迎え、決意を新たにし、

 わたしたちは、被爆者の方々の願いを受け継いでいきます。

 わたしたちは、核兵器の恐ろしさを世界中の人々に訴え続けます。

 わたしたちは、ヒロシマを語り継ぎ、伝えていきます。

 平和な世界を築くまで。

 (こども代表)
  広島市立本川小学校6年 岩田雅之
  広島市立口田小学校6年 黒谷栞

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■アナン国連事務総長 Message

 60年前、広島と長崎の罪なき市民をおそった惨害と語りえぬ苦しみは、世界を核兵器の恐怖に目覚めさせました。1946年、国連総会は、まさにその最初の決議において、核兵器、そして大量破壊に転用できる他のすべての大型兵器を、国家の軍備から廃絶するよう呼びかけました。国際社会は、その後、核軍縮および核不拡散の目標達成のために努力を続けてきました。

 核兵器は、再び使われることなく今日に至っています。また、核兵器の削減や、その拡散防止においても進展がみられました。しかし、我々は、未(いま)だ数万もの核兵器が残る世界に生きており、その多くが瞬時に発射できる状態にあります。また、我々は核装備の強化、近代化の努力を目の当たりにしています。さらに、我々は核兵器の拡散という現実の脅威に直面しています。ここで協調して行動を起こさなければ、核拡散の連鎖という事態を招きかねません。さらに、このような武器をテロリストや他の非政府分子が手に入れる危険も存在します。核物資および核技術の闇取引網の発覚は、不拡散体制に大きな抜け穴があることを露呈しました。

 悲しいことに、これらの新たな挑戦に対し、世界的にはほとんど進展がありません。去る5月の核兵器不拡散条約運用検討会議は、何らの実質的な合意もなく閉会いたしました。我々は、核の危険のない、そして究極的には、核兵器のない世界の実現に向けて数倍もの努力をしなければなりません。来月、2005年世界サミットで、世界の首脳が国連に集まり、すべての国家、すべての民族のために、開発、安全保障、人権を推進する幅広いアジェンダを採択する予定です。私は、各国首脳がこの機会を利用し、核不拡散と核軍縮における最も差し迫った挑戦をめぐる行き詰まった現状を打開するよう強く求めます。

 今日、我々はここ広島、そして長崎で起こった悲劇を思い起こし、かかる惨劇の教訓を胸に刻み、実行に移す決意をし、核兵器のない世界を築くための努力を一切惜しまない決意を再確認します。今日、我々はすべて「被爆者」です。私は、あなたがたすべてと一緒に、世界平和への祈りを捧(ささ)げたいと思います。

 (阿部信泰・国連事務次長[軍縮担当]が代読)

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■内閣総理大臣 小泉純一郎 あいさつ

 本日、被爆60周年の原爆死没者慰霊・平和祈念式に当たり、原子爆弾の犠牲者の御霊(みたま)に対し、謹んで哀悼の誠を捧(ささ)げます。

 今なお被爆の後遺症に苦しんでいる方々に対して、心からお見舞い申し上げます。今後とも、高齢化の進行など被爆者の実情に配慮しながら、在外被爆者への支援も含め、援護施策の推進に誠心誠意努力してまいります。

 人類史上唯一の被爆国である我が国は、広島、長崎の悲劇を再び繰り返してはならないとの堅い決意の下、今後とも、平和憲法を遵守(じゅんしゅ)するとともに、非核三原則を堅持してまいります。また、国際社会の先頭に立ち、国際的な核軍縮・核不拡散のための取組を推し進め、核兵器の廃絶に全力で取り組んでまいります。

 戦後、広島は、国際平和文化都市として、大きな発展を遂げました。今日まで、広島の復興に尽力してこられた多くの方々に心から敬意を表します。世界平和実現に向けて取り組んできた市民の願いは、歴史の証人として世界文化遺産に登録された原爆ドームの姿とともに、世界中の人々の心に届いています。今後とも、広島が、世界平和を考えるシンボルとして、また、平和を希求する人々を惹(ひ)きつける都市として発展することを確信します。

 終わりに、犠牲となった方々の御冥福と、被爆者並びに御遺族の今後の御多幸をお祈り申し上げます。



▼以下、2004年の平和宣言等です。

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■広島市長 秋葉忠利 「広島平和宣言」

 「75年間は草木も生えぬ」と言われたほど破壊し尽くされた8月6日から59年。あの日の苦しみを未(いま)だに背負った亡骸(なきがら)--愛する人々そして未来への思いを残しながら幽明界(ゆうめいさかい)を異(こと)にした仏たちが、今再び、似島(にのしま)に還り、原爆の非人間性と戦争の醜さを告発しています。

 残念なことに、人類は未だにその惨状を忠実に記述するだけの語彙(ごい)を持たず、その空白を埋めるべき想像力に欠けています。また、私たちの多くは時代に流され惰眠を貪(むさぼ)り、将来を見通すべき理性の眼鏡は曇り、勇気ある少数には背を向けています。

 その結果、米国の自己中心主義はその極に達しています。国連に代表される法の支配を無視し、核兵器を小型化し日常的に「使う」ための研究を再開しています。また世界各地における暴力と報復の連鎖はやむところを知らず、暴力を増幅するテロへの依存や北朝鮮等による実のない「核兵器保険」への加入が、時代の流れを象徴しています。

 このような人類の危機を、私たちは人類史という文脈の中で認識し直さなくてはなりません。人間社会と自然との織り成す循環が振り出しに戻る被爆60周年を前に、私たちは今こそ、人類未曽有の経験であった被爆という原点に戻り、この一年の間に新たな希望の種を蒔(ま)き、未来に向かう流れを創(つく)らなくてはなりません。

 そのために広島市は、世界109カ国・地域、611都市からなる平和市長会議と共に、今日から来年の8月9日までを「核兵器のない世界を創るための記憶と行動の一年」にすることを宣言します。私たちの目的は、被爆後75年目に当たる2020年までに、この地球から全(すべ)ての核兵器をなくすという「花」を咲かせることにあります。そのときこそ「草木も生えない」地球に、希望の生命が復活します。

 私たちが今、蒔く種は、2005年5月に芽吹きます。ニューヨークで開かれる国連の核不拡散条約再検討会議において、2020年を目標年次とし、2010年までに核兵器禁止条約を締結するという中間目標を盛り込んだ行動プログラムが採択されるよう、世界の都市、市民、NGOは、志を同じくする国々と共に「核兵器廃絶のための緊急行動」を展開するからです。

 そして今、世界各地でこの緊急行動を支持する大きな流れができつつあります。今年2月には欧州議会が圧倒的多数で、6月には1183都市の加盟する全米市長会議総会が満場一致でより強力な形の、緊急行動支持決議を採択しました。

 その全米市長会議に続いて、良識ある米国市民が人類愛の観点から「核兵器廃絶のための緊急行動」支持の本流となり、唯一の超大国として核兵器廃絶の責任を果たすよう期待します。

 私たちは、核兵器の非人間性と戦争の悲惨さとを、特に若い世代に理解してもらうため、被爆者の証言を世界に届け、「広島・長崎講座」の普及に力を入れると共に、さらにこの一年間、世界の子どもたちに大人の世代が被爆体験記を読み語るプロジェクトを展開します。

 日本国政府は、私たちの代表として、世界に誇るべき平和憲法を擁護し、国内外で顕著になりつつある戦争並びに核兵器容認の風潮を匡(ただ)すべきです。また、唯一の被爆国の責務として、平和市長会議の提唱する緊急行動を全面的に支持し、核兵器廃絶のための世界のリーダーとなり、大きなうねりを創るよう強く要請します。さらに、海外や黒い雨地域も含め高齢化した被爆者の実態に即した温かい援護策の充実を求めます。

 本日私たちは、被爆60周年を、核兵器廃絶の芽が萌(も)え出る希望の年にするため、これからの一年間、ヒロシマ・ナガサキの記憶を呼び覚ましつつ力を尽くし行動することを誓い、全ての原爆犠牲者の御霊(みたま)に哀悼の誠を捧(ささ)げます。

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■こども代表 「平和への誓い」
 
 「生きたい、そして、みんなと幸せに暮らしたい」

 そんな願いもむなしく12歳の少女が亡くなりました。

 2歳で被爆し、12歳で突然原爆症と診断された佐々木禎子さんは、入院生活を送りながら「生きる」ために、最期まで望みを捨てず、願いをこめてただひたすら鶴を折り続けたそうです。

 59年前の8月6日の朝も、川と緑に囲まれた広島の街には、人々の変わらぬ生活がありました。戦争中とはいえ、それまでと変わらない夏の朝でした。

 しかし、一発の原子爆弾は、そんな朝を人類が忘れることができない朝に変えてしまったのです。

 熱線、爆風、放射線などにより、その年の末までに14万人もの人々が亡くなっていきました。そして、その後も放射線による障害により、多くの人々が苦しみ、命を失っていきました。

 佐々木禎子さんもその一人です。

 わたしたち広島の子どもは、毎年夏が近づくと、禎子さんの意思を受け継ぎ、世界の人々が幸せに暮らせることを願って鶴を折っています。

 しかし、いまだに世界のどこかで戦争が行われています。

 多くの人たちが日々恐怖に脅(おび)え、苦しみ、命を奪われています。

 無数に埋められた地雷によって、多くの人々が傷ついています。

 子どもたちまでもが武器を持たされ、戦いにかり立てられています。

 そして、広島を焼き尽くした核兵器は、いまだに世界に存在しているのです。

 戦争が生み出した悲しみは、憎しみを呼び、その憎しみがさらに深い悲しみを呼びます。

 しかし、私たちが聴いた被爆者の方々の話は、憎しみではなく「こんな思いを、もう二度と誰もしてほしくない」という強い願いに満ちています。

 私たちは、この被爆者の方々の願いを私たちの願いとし、平和な世界をつくる努力をしていかなければなりません。

 ここ平和記念公園には、毎日、日本の各地や世界中の国々から折り鶴が届けられます。その折り鶴を見ると、言葉、文化、宗教を越え、多くの人々が、平和への願いでつながっていることがわかり元気が出ます。

 私たちは、戦争も核兵器もない世界が実現し、子どもたちが平和であることに感謝の気持ちを込めて鶴を折る日が来るまで、被爆の悲惨さや平和の尊さを語り継ぎ、世界へ伝えていく努力を続けていくことを誓います。

 (こども代表)
  広島市立段原小学校6年 河田早紀
  広島市立亀山南小学校6年 百合野光哉

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■アナン国連事務総長 Message

 59年前の今日、一発の原子爆弾が広島を破壊し、言葉では言い尽くせない苦しみを広島市民にもたらしました。その3日後、長崎市民も同じ運命に見舞われました。このようにして核兵器の恐ろしさが明らかになって以来、核兵器廃絶は国際社会の最優先課題となってきました。そして、また、国際連合は設立以来、核軍縮および核不拡散に向けてたゆまず努力を続けてまいりました。

 「核兵器のない世界」という目標を実現するにはいまだ長い道のりがあります。冷戦終結後、軍縮において一定の進展がありましたが、いまだ何万という核兵器が世界中の兵器庫に残っています。また核兵器の改良や新型の核兵器の開発努力がなされているという憂慮すべき兆候も見られます。蓄積された核兵器が引き続き存在することで、核戦争の恐怖がいまだ我々の世界に影を投げかけています。核兵器使用の脅威は、核物資の闇取引網の存在や、これらの物資を入手しようとする野望を持ったテロリストが出現する可能性によって一層強まっています。

 来年、2005年には、核不拡散条約締約国の運用検討会議がニューヨークで開催されます。この会議が、すでに核兵器国によってなされた核兵器の全面的廃絶達成の約束を再確認し、さらにその文言が実行に移されることを、私は切に望みます。本日、この追悼の日に、広島および長崎の市民が1945年に経験した恐怖を二度と繰り返さないよう、またいつの日か我々が核兵器の存在という脅威のない世界に生きられるよう、我々は改めて誓おうではありませんか。

 (阿部信泰・国連事務次長[軍縮担当]が代読)

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■内閣総理大臣 小泉純一郎 あいさつ

 本日、被爆59周年の広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式が執り行われるに当たり、原子爆弾の犠牲者の御霊に対し、謹んで哀悼の誠を捧げます。そして、今なお被爆の後遺症に苦しんでおられる方々に対し、心からお見舞い申し上げます。

 被爆者の方々に対しては、これまで保健、医療及び福祉にわたる総合的な援護施策を充実させてまいりました。本年秋から、在外被爆者が現地の医療機関において適切な医療を受けることができるよう保健医療費の助成を行う予定であります。今後とも、高齢化の進行など被爆者の実情を的確に反映させながら、援護施策の推進に誠心誠意努力してまいります。

 戦後、広島は国際平和文化都市として、大きな発展を遂げました。今日まで、広島の復興に尽力した多くの方々に心から敬意を表します。戦後一貫して世界平和実現に向けて取り組んできた市民の願いは、「ヒロシマ」の名前とともに、世界中の人々の心に届いています。今後とも、広島が、世界平和を考えるシンボルとして、また、平和を希求する人々を惹(ひ)きつける都市として発展することを確信します。

 人類史上唯一の被爆国である我が国は、広島、長崎の悲劇を再び繰り返してはならないとの固い決意の下、今後とも平和憲法を順守するとともに、非核三原則を堅持してまいります。また、国際社会の先頭に立ち、各国政府に対する包括的核実験禁止条約の早期批准の働きかけを一層強化するなど、核軍縮・核不拡散の取り組みを推し進め、核兵器の廃絶に全力で取り組んでまいります。

 終わりに、犠牲となった方々のご冥福と、被爆者並びにご遺族の今後の御多幸をお祈り申し上げます。

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◎核兵器廃絶のための緊急行動
  http://www.city.hiroshima.jp/shimin/heiwa/2020vision_riyuu.html

◎核兵器の不拡散に関する条約(NPT)
  http://www.gensuikin.org/data/npt.html

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コメント

Nohitoさんはじめまして。
◆やんちゃ姫通信◆のyumichです。
夏っちゃんぶろぐをたどってきました。
こういった話題こそつながっていくべきなのではないかな~と思い、少し前の記事ですがトラックバックさせて頂きました。
映像、すごく良かったです。見入ってしまいました(⌒-⌒)

投稿 yumich | 2004/08/07 13:33:52

こんにちは。
今から50年強も前に起きたこと。
繰り返さないようにする、
そのためにできること考えてしまいます。

投稿 yomikaki | 2004/08/07 23:50:43

>yumichさん
はじめまして ^^
TB、そして映像まで見ていただいて
ありがとうございますです。mm
毎年、この時期になると、
原爆のこと、太平洋戦争のこと、色々と
考えさせられますが、
この時期に考えたことを、日々、
なにかしらのカタチでつなげていきたいものですよね。
小さい力でも、何かを・・。^^

>yomikakiさん
こんにちわです ^^
原爆の悲惨な現状を最も知っているアメリカが、
いまだに核超大国であるという状況が
変わらない限り、残念ながら次の風は吹きそうに
ないのかもしれませんね。
まずは、アメリカに対して・・かな。

投稿 nohito | 2004/08/08 7:48:10

ピットさん~暑中お見舞い申しあげますぅ~。
暑いけど、のびてない?
今年もジリジリと暑い6日でしたね。
夜勤だったオットが朝、会社から平和公園を見ると6時前から式典会場の席に座っている人がいたとびっくりしてました。
しかも、テントなしのとこで。
先日広島市民劇場で「はだしのゲン」を見ました。予想以上に感動!!
多くの人に見て欲しいなあ~。
これからの子供たちに広島や長崎であったことをもっと知ってほしいですね。

投稿 まんと | 2005/08/06 11:15:24

まんとぉ、こんにちわ。
本当に連日、ジリジリだね。
8/6って、考えてみたら
ほとんど毎年、ジリジリの暑い日の記憶が。
6時から座っている人いたですか。
ご高齢の方などは熱中症とか
本当に気をつけてもらいたいですよね。
式典に参加して大変なことになってしまっては・・。m
「はだしのゲン」、自分も小学生のときに観て、
そのときの衝撃は今でも頭に残ってるよ。
こんなとんでもない兵器が使われた事実、
しっかりと自分達の世代も伝えていく役割を
担わないといけないね。v

投稿 nohito | 2005/08/06 18:49:09

Nohitoさん初めまして。a wordのchochoです。
御丁寧なコメントとTBをありがとうございました。
小さなことから一歩ずつ..自分が動かないなら,その芽を摘み取らないことも大切ですよね☆

投稿 chocho | 2005/08/06 20:21:31

検索エンジンから飛んできました。
初めてコメントさせていただきます。

すごく勉強になりました。
大切な時期…。昨日のTBSの番組を見て痛感しました。

投稿 こぼ | 2005/08/06 22:17:28

はじめまして。トロントひつじと申します。

TBさせていただきました。

カナダでは日本の式典の模様をチラッとしかテレビでやっていなかったので、
Nohitoさんのブログすごく参考になりました。
ありがとうございます。

勝手ながらblogpeopleでリンクはらせていただきました。

投稿 トロントひつじ | 2005/08/07 1:54:45

はじめまして。norissaと申します。
リンクリストへの登録ありがとうございます。
今日のところは
はじめましてのご挨拶とお礼をばと思ってきましたが、
重たい話題ですね。
私の母は原爆手帳を持っています。(ナガサキですが)
しかるに私は所謂原爆二世と呼ばれるんでしょうか。
意識もしてないし、なにかあるわけでもないですが。
最近はいまそこで起きている戦争の様子を
ほぼリアルタイムでみることができます。
ひとがひとに銃口を向けている映像 もっと直接的に殴り合っているさま。
心が痛むし 恐ろしいです。
原爆とかそういうことではなく、
傷つけあうことのない世になってほしいものです。

投稿 norissa | 2005/08/07 2:07:27

「アナン国連事務総長メッセージ」って何処にありましたか?
出典を教えて△

投稿 パンダ | 2005/08/07 9:29:01

>chochoさん
コメントありがとうございます。
確かに様々な問題、気づかないうちに
自分がその問題の加担者になっている場合ってありますもんね。
世の中の動きに対する自分の立ち位置、
そういったことをあらためて見つめなおしてみる
キッカケにもしていきたいですね。


>こぼさん
コメントありがとうございます。
TBSの番組は、多くの人がいろいろな心の揺さぶりを
感じたようですね。
原爆をテーマにした番組などは、
とても嫌な言い方になってしまいますが、
どうしてもマンネリ化的な切り口が出てしまうのが
最近の傾向かと思うので、今後、様々な切り口で
色々なメディアが綴り続けていくことを願っていきたいと
個人的には思っています。
受けての視聴者側もマンネリ眼を持たないように
していきたいですね。


トロントひつじさん>
TBありがとうございます。
やはりカナダなどでは、そんなに大きく報道は
されていないんですね。
少しでも、参考になっていただいたようで
よかったです。
イラク戦争にも参加しなかったカナダという国の姿勢とか
あらためて色々な話を見ていきたいなと思ったりしています。
blogpeopleありがとうございます。
こちらでも^^


norissaさん>
はじめまして。実はヤスシ君のところからリンクでお伺いし
とても気に入ってしまったので、一方的にリンクしてしまいました。
そのうちご挨拶でもと思っていたのですが、何だか先に挨拶を
いただいてしまい、失礼いたしました。^^
norissaさんのお母様は原爆手帳を持っていらっしゃるんですね。
関東には、被爆者の方が周りにいることがほとんどなく、
60年経過した今、被爆者の皆さんがどのような生活を
しているのか実感できる機会が少ないだけに、
何かの折には、ぜひ境遇などカタチに残していただきたいです。


パンダさん>
こんにちわ。いつも拝見させてもらっています。v
自分は毎日新聞で見つけました。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050806k0000e040058000c.html
あらためて色々なメディアを見てみると
アナン氏がらみの記事、あんまり多くないんですね。m

投稿 nohito | 2005/08/07 11:00:10

映像も拝見しました。
ズッシリと伝わってくるものがありました。

平和のために一人一人ができることってなんだろう?
時々思うんですけどね、思うだけなんです。

簡単に答えの出ない問題ですが、
答えが出れば、そこで考えが止まってしまうような気もするし。

人間がこの世にいる限り戦いがなくならないのだとすれば、それは本当に悲しいことですね。

投稿 kinya | 2005/08/08 0:07:34

kinyaさん、こんばんわ
映像、本題の被爆建物をなかなかまとめられなくてmm
時代の流れという言葉のもとに、
被爆の証がすごい勢いで消えているんですよ広島。m
平和って、キレイごとに見えますが、
視点を変えれば汚いことによって保たれている姿も丸見えで、
考えれば考えるほどわからなくなってきますね。
戦いは消えないとしても、
戦い方は、知恵のある人間だからこそ
もっと違う方法を考えられると思うんですけどね。

投稿 nohito | 2005/08/08 0:26:05

>何かの折には、ぜひ境遇などカタチに残していただきたいです。

私の母は、被爆当時1歳半でしたので、全く記憶にはないそうです。
被爆にいたった経緯も ただそこで生まれただけ。ただそこにいただけ。
こうして考えると これこそが無差別殺傷兵器,その最たる原爆の問題であることに
改めて気づかせていただきました。
大人も子供も 男も女も 民間人も軍人も
理由 意思にかかわらず傷つけ殺してしまう。

歴史に学ぶとか反面教師的な事実の伝承も
大切でしょうが、もっときれいごとで平和を説けないか とも思います。

ごめんなさい うまくまとめられません・・・。

投稿 norissa | 2005/08/10 23:54:00

norissaさん、引き続きコメントありがとうございます。

お母様、被爆当時1歳半で、
全く記憶がないのですね。

そういった意味では、
周りの人が考えるものとは、
被爆意識もかなり違うのでしょうね。

一個人としては、

「認め合う」

という、たった1つのルールを
地球人全員が徹底できれば
戦いのない世界もあるかなと思ったりするのですが、

「認める」という考えは
「認めない」という考えがあってこそ
生まれてくるものだ・・

などと考えると またまたキレイゴトから
はずれてしまい 自分でもわけわからなくなってしまいます。

本当、こういう話は うまくまとまらないですよね。( ´ー`)フゥー...

投稿 nohito | 2005/08/11 7:57:24

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