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ポタリング【各停】~シリーズ「超地元」(3)
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2005.08.31


難民キャンプ展に足を運んで・・ (映像レポ)


■□□ 難民キャンプ展 -診療所-


難民キャンプには診療所が併設され、
呼吸器感染症、下痢、マラリアといった
よく見られる病気の治療がおこなわれます。
世界では、気管支炎と肺炎が5才未満の子どもの死因の
25~30%を占めています。
難民キャンプで生活する子どもは、
人口過密、栄養障害、劣悪な環境のために、
とりわけ病気にかかりやすい状況にあります。
栄養障害もまた、幼い子どもたちの病気や死亡のリスクを
増大させます。
(難民キャンプ展・パンフレットより)

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■□□ 難民キャンプ展 -序-



東京・日比谷で開催された、
国境なき医師団による「難民キャンプ展」に足を運んできました。
その時の様子をメモカメラで撮影してまいりましたので、
ざっくりですが、映像でご紹介してみたいと思います。
何かを考えるキッカケになってもらえれば、嬉しく思います。

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■□□ 難民キャンプ展 -避難テント-



避難テントは、家を失った人々にとって
身を守るためになくてはならないものです。
また精神面の支えとなる安心感やプライバシーを得るためにも必要です。
多くの難民キャンプでは、キャンバス地を用いてテントを設営しますが、
緊急事態の発生直後には、ブルーシートと呼ばれる
ポリエチレン製のシートが日光、風、雨、雪をしのぐ役目を果たします。
避難してきた人々は多くの場合、
このシートを枝やダンボール箱などと組み合わせて、
一時的な“住居”をつくります。
避難生活のあいだは、限られた狭い空間を、家族や近所の人、
ときには見知らぬ人と共有して暮らすことに耐えなければなりません。
(難民キャンプ展・パンフレットより)

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■□□ 難民キャンプ展 -水-


水は、飲んだり料理をするために、また清潔な環境を保つために
欠かすことができません。
一日一人あたり少なくとも15~20リットルの水を供給することが
目標ですが、緊急事態のなかでは給水が限られ、
一日一人あたりわずか5リットルしか供給できないこともあります。
砂漠や乾燥した場所にある難民キャンプでは、
水源が少ないため、安全な水を十分に確保するには、
浄水、移送、貯水、そして配給という一連の給水システムを
確立する必要があります。
(難民キャンプ展・パンフレットより)

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■□□ 難民キャンプ展 -食糧-


キャンプでの食事で最も大切なことは、
基礎的な栄養を最低限摂取できるということです。
キャンプに食糧がほとんどない場合や、人々が食糧を持たずに
歩いてキャンプにたどりついた場合には、まずBP-5と呼ばれる
ビスケットが緊急の栄養源として配給されます。
これはたんぱく質、ビタミン、ミネラルという必須栄養素を
すべて含むビスケットで、固形のまま食べることも、水と混ぜて
ペースト状にして食べることもできます。
次に、現地の食文化や食糧事情にあわせ、米、とうもろこし、
豆類、脂肪といった必須の食糧が供給されます。
キャンプ内に集中栄養治療センターなどを設置し、
子どもや妊婦を対象に栄養補給プログラムを実施することもあります。
(難民キャンプ展・パンフレットより)

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■□□ 難民キャンプ展 -トイレ-


難民キャンプでは、汚物を排除しトイレと水の衛生を管理するという、
重要な、しかし困難な仕事が求められています。
緊急事態の発生直後の時期には、1つのトイレを50人から100人で
使わなくてはならない状況が生まれます。
人があふれてプライバシーが失われ、物資も不足した環境では、
衛生状態をたもつことは困難です。
衛生管理が徹底されないと、コレラなどの下痢をともなう
伝染病の危険がたかまります。
仮設トイレや下水の排水システムの建設には、それぞれの土地の
環境、難民の数、生活習慣に適した技術が必要とされます。
(難民キャンプ展・パンフレットより)

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◎国境なき医師団日本 MSF難民キャンプ展
  http://www.msf.or.jp/com/refugee_camp.php

◎baianomon’s 写真館 さん
  http://blog.goo.ne.jp/baianomon/e/...

◎KAIZUKA-DO FREE SOUL さん
  http://kenichi.moe-nifty.com/free_soul/...

◎北海道田園生活 さん
  http://cityde.exblog.jp/1084925/

◎日常的エコロジー研究 greennote さん
  http://greennote.cocolog-nifty.com/blog/...

◎SAPPORO Today さん
  http://marfua.otsuka.bunkyo.tokyo.jp/...

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コメント

難民キャンプ展へ行って、自分の生活を考えるきっかけになりました。
足を運んで実際にさわり見て感じた事が多かったです。

配給のビスケットをいっしょに行った姪っ子と
味見をしました。姪っ子は小3です。
顔をしかめて「あんまりおいしくないよ」って。
「毎日こればかり食べなくてはいけない人がいっぱいいるんだよ」って言ったら
「えっ!本当?私はやだな」って。
「どうしたらいいだろうね?」
少し考えていたようですが、答えはありませんでした。
でも、食べて考えたことは彼女の記憶のどこかに残ったかも。

ぜひ子供たちにみてもらいたいと思いました。

投稿: トラバありがとうございます | 2004.10.04 10:35

コメントありがとうございます。^^

やはりあのBP5というビスケットを
子供達に与えつづけなくてはならないという状況は、
親としては辛いですよね。

スタッフの皆さんも限られているので
難しいのかもしれませんが、
こういう展示は、ぜひ全国の学校とかを
巡ってもらいたいですね。

投稿: nohito | 2004.10.04 14:59

私の妹は中学の教師ですが
一生懸命自分でビデオを撮り
資料を余分にもらっていました。
展示会場でもずいぶん先生仲間に会っていましたから
伝える努力はしているんでしょうけど・・・

本当に学校を巡って子供たちが直接見てさわって
考えてほしいですね。

投稿: baianomon | 2004.10.04 15:37

妹さん、中学の先生なんですね。
先生方が休日にこういったイベントを巡り
そこで得たものをなにげなく授業で伝えていく
そういう教育こそ、「ゆとり」教育かもしれないですね。

「ゆとり」とは単純に時間的なものではなく・・(^^)

投稿: nohito | 2004.10.05 10:11

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