« 月の南半球とモレトス | トップページ | リゾートエクスプレス ゆう »

2007.09.05

幅遺跡から木棺墓80基

2007年8月22日:西日本新聞より

熊本県教委は南阿蘇村両併の幅(はば)遺跡から
弥生時代中期‐後期初め(紀元前1世紀‐紀元1世紀)の
木棺墓約80基が出土したと発表した。
当時の集落の一部とみられ、県内で木棺墓が集中して出土する例は珍しいという。

木棺墓は死者の周囲を長方形に板で囲んで埋めた墓で、
縦1.5‐2メートル、幅0.8メートル、深さ約2メートル。
80基はいずれも南北か東西に向いており、集
落の共同墓地の可能性が高い。

近くの溝からは赤く塗られた土器が多数出土しており、
死者の霊を弔う儀式に使われたとみられる。

北部九州では弥生時代中期以降、
死者を素焼きの甕(かめ)に入れて埋める甕棺墓(かめかんぼ)が主流。
一方、出土した土器には北部九州に多くみられる「須玖2式土器」が交じっており、
県教委文化課は「北部九州のほかの集落と交流しながら、
埋葬については独自の文化を守っていたのでは」としている。

◎Google検索「幅遺跡」
  http://www.google.com/...

« 月の南半球とモレトス | トップページ | リゾートエクスプレス ゆう »