中村遺跡で8千年間の遺構が出土
大津市教委は9日、同市真野2丁目の中村遺跡で、
縄文時代から平安時代にかけての数多くの遺物や遺構が見つかった、と発表した。
土器片、やじりや方形周溝墓、掘っ立て柱建物跡など種類もさまざまで、
同市教委は「8000年にわたる長期間の遺物、遺構が
同じ場所から見つかるのは珍しい」としている。
発掘されたのは、JR堅田駅の北東約400メートルにある東西約60メートル、
南北約12メートルの宅地造成地。
見つかった遺構は▽弥生時代中期の方形周溝墓▽古墳時代後期の竪穴建物2棟
▽平安時代の役所関連の建物とみられる掘っ立て柱建物3棟。
構造や一緒に出土した遺物などから年代を特定した。
調査地の東端には、奈良時代後期の多数の土器と牛か馬の骨が埋められた、
雨ごいの儀式跡とみられる穴(直径1メートル)もあった。
縄文時代初期のやじり約230個や関西では珍しい「黒曜石」の破片、
平安時代の役人が身につけていたベルト飾り「石帯(せきたい)」をはじめ、
各時代の土器やその破片など、大量の遺物も見つかった。
調査地は、かつては湖岸だったことがわかっており、
近くを古代の北陸道が通っていた、とされている。
北西約450メートルでは、奈良後期から平安にかけての掘っ立て柱建物跡が見つかっている。
同市教委の田中久雄主査は「湖上、陸上とも交通の便が良く、
幅広い交易圏を持つことができる場所だったため、これだけ長期間にわたって、
生活などの痕跡が残ったのではないか」と推測している。
◎京都新聞 2008年1月10日より
http://www.kyoto-np.co.jp/...
◎Google検索「中村遺跡」
http://www.google.com/...
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