« 奈良・橿原で方形周溝墓17基出土 | トップページ | 茶臼ヶ岳古墳群で弥生後期の墳墓など確認 »

2008.02.07

柳沢遺跡で出土の銅戈1本取り出す

県埋蔵文化財センター(長野市)は24日、弥生時代中期とみられる
青銅製祭器「銅戈(どうか)」と「銅鐸(どうたく)」が出土した
中野市の柳沢遺跡から切り取り、
千曲市の県立歴史館で調査を続けている「埋納坑」から銅戈1本を取り出した。

既に出土している2本の銅戈と同じ大阪湾周辺で見つかっている
「大阪湾型」であることを確認した。

この日は、県内外の専門家でつくる柳沢遺跡調査指導委員会の
笹沢浩委員長、委員の石川日出志・明大教授らも参加。
埋納坑にある銅戈5本と銅鐸片1点のうち、
センター職員が一番手前の銅戈について、土を採取しながら慎重に取り出した。

長さは27センチほどで、既に出土している2本より短い。
まだ一番奥に埋まっている銅戈は32センチほどと長いため、
「大小バラエティーに富んだ銅戈の並べ方をしており、興味深い」(石川教授)とした。

笹沢委員長によると、取り出した銅戈に、のこぎりの刃に似た文様
「複合鋸歯(きょし)文」があることも確認。
これまでの2本は斜格子文だけで、和歌山県有田市の
山地地籍で出土した銅戈6本の中に、
複合鋸歯文と斜格子文が両方ついている銅戈もあり、
笹沢委員長は「柳沢遺跡と同じ組み合わせだった意味は大きい」とした。

同センターは2月末までに残りの銅戈と銅鐸片を取り出す計画。
その後、土壌分析や青銅器の分析も行う計画だ。

◎2008年1月24日 信濃毎日新聞
  http://www.shinmai.co.jp/...

◎Google検索「柳沢遺跡」
  http://www.google.com/...

|

« 奈良・橿原で方形周溝墓17基出土 | トップページ | 茶臼ヶ岳古墳群で弥生後期の墳墓など確認 »