国内最古の青銅製鞘尻 元岡遺跡群で出土
福岡市教委は23日、同市西区の元岡遺跡群から、
弥生時代中期後半から後期(紀元前後‐2世紀)の
青銅製鞘尻(さやじり)金具が出土したと発表した。
刀子(とうす)(小刀)の鞘の端に取り付けられた装飾金具で、
弥生時代の遺跡からの出土例はなく、国内最古という。
青銅製鞘尻金具は、長さ2.95センチ、幅2.85センチ、厚さ0.9センチのほぼ正方形。
刀子本体は見つかっていないが、全長は20センチ前後と推定される。
成分分析から、漢‐三国時代の中国で製造されたとみられる。
同遺跡には、中国の史書「魏志倭人伝」に登場する
古代のクニ「伊都国(いとこく)」(福岡県糸島地方一帯)の有力集落があったとされる。
同市教委は「漢朝は当時、朝鮮半島支配のために楽浪郡(北朝鮮・平壌周辺)を置いていた。
鞘尻金具は、大陸との交流や地域の先進性を物語る貴重な発見だ」としている。
市教委によると、当時の中国で刀子は武器のほかに、
木簡や竹簡を削って文字を記す道具として使われていた。
伊都国の中心集落とされる三雲遺跡(福岡県前原市)では「竟(かがみ)」と
刻まれた弥生時代後期の土器も出土しており、市教委は「金具の出土は、
この地域での文字の使用とも関連があるかもしれない」と注目している。
◎西日本新聞 2008年4月24日
http://www.nishinippon.co.jp/...
◎Google検索「元岡遺跡」
http://www.google.com/...
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