太田・黒田遺跡 弥生土器に倉庫の絵
和歌山市の太田・黒田遺跡から出土した弥生土器の破片に、
高床式倉庫とみられる建物が描かれていたことがわかり、
和歌山市教委が2日、発表した。
同遺跡は、弥生前期から中期にかけての県内最大規模の集落跡で、
土器は祭祀(さいし)に用いられたとみられる。
市教委は「祭祀の内容を理解して土器に描く技能を持った人物が、
集落にいたことを示す貴重な資料」としている。
市教委文化振興課によると、土器片は、
昨年4~8月の第59次発掘調査で弥生時代の小穴から出土し、
縦約5センチ、横約6センチ。
弥生中期の壺(つぼ)の胴体部で、
切妻屋根を持つ高床式倉庫の柱と壁の一部が描かれていた。
同遺跡では、これまで竪穴住居や井戸、水田などの遺構、埋葬施設が確認された。
高床式倉庫の柱穴とみられる遺構も見つかっており、
自然を崇拝して豊漁や五穀豊穣(ほうじょう)を祈る祭祀が、
土器を使って行われていたとみられる。
弥生時代の絵画土器は、これまで県内で5点見つかっており、
このうち3点は同遺跡で出土。
同遺跡の3点を含む4点はシカ、残る1点は水鳥が描かれていた。
建物を描いた土器片の出土は、県内で初めてという。
◎読売新聞 2008年7月3日
http://www.yomiuri.co.jp/...
◎Google検索「太田 黒田遺跡」
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