思い出の小箱(1)
愛車のブルーの自転車
補助無。
オヤジが家から出てきた
当時はパパ。
「図書館に行くぞ!」
家の前に細い砂利道がある
いつもは家から前後100mほどがテリトリー。
パパの大きい自転車の後ろに座らされたのか
自分の愛車に乗ってパパの自転車の後についていったのか
記憶がない。
何のためらいもなくテリトリーラインを越え
真っ直ぐな砂利道を走りつづける。
砂利道は永遠に続いているものだと思っていた僕は
その道に突き当たりがあることに驚いた。
突き当りには大きな建物と火の見櫓があった。
生まれて初めて見る火の見櫓は圧倒的な存在感
建物は図書館だった。
図書館の2階の窓際
大きな窓の目の前には火の見櫓がそびえ立つ
そんなシチュエーションの中
僕は紙芝居を見た
パパが読んでくれた記憶はない
僕が紙芝居を1枚1枚パラパラとめくっていた
それは確か
赤いカバーに入った紙芝居のイメージがある。
また砂利道を家に戻る。
少し上り坂になっていたような気がする。
人生で初めて冒険をした日として
僕の記憶に残っている。
おそらく2歳の時。
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