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2008.12.13

和歌山・西飯降2遺跡 鹿の絵画土器片 6点出土

県文化財センターは、鹿の絵が描かれた弥生時代中期の絵画土器片6点が、
かつらぎ町妙寺の「西飯降2遺跡」から出土したと発表した。
土器は大和(奈良)で作られた可能性が高く、
同センターは「大和地方の集落と交流があり、
紀の川を通じて、運ばれてきたのでは」と指摘している。

京奈和自動車道の建設に伴う2006年度の発掘調査で、
約2000年前の溝から出土した。

鹿は六つの土器片に計7頭描かれており、
全体が残っているものは、横約5センチ、縦約4センチ。
角のある雄鹿と、ない雌鹿がある。
描き方が似ており、同一人物の作品とみられる。

これらの土器片は、元は二つの壺(つぼ)形土器だったとみられるが、
周辺から出た土器とは色調や含まれる鉱物が違っていた。
350点もの絵画土器が出土している
唐古・鍵遺跡(奈良)と描き方が似ており、
紀の川を通じて、大和地方から入ってきた可能性がある。

絵画土器は、祭事など儀礼的な用途で作られたと推測され、
県内ではこれまでに、和歌山市の太田・黒田遺跡など
3遺跡の7点しか見つかっていない。
同センターは
「西飯降2遺跡が、この地区の中心的集落だったことを裏付ける資料。
角が生え替わる鹿は、農作社会における
豊穣(ほうじょう)の象徴だったのでは」と話している。

土器片は、県立紀伊風土記の丘(和歌山市岩橋)で
来年1月24日から公開される予定。

◎読売新聞 2008年12月9日
  http://www.yomiuri.co.jp/...

◎Google検索「西飯降 遺跡」
  http://www.google.com/...

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