世界天文年2009
2009年は世界天文年です。
より“宇宙”を意識していきたいですね。^^
▼世界天文年2009 案内ページより
ガリレオ・ガリレイが、うわさの「望遠鏡というもの」を苦心して作り、
それで宇宙を眺めたのは、1609年末といわれています。
今から見ればおもちゃのような口径4センチメートルの望遠鏡で見たものは、
驚きに次ぐ驚きでした。
水晶の球といわれていた月には、円いクレーターがいっぱいでした。
地球と同じような天体だったのです。
不思議な「天の大河」だった天の川は、無数の星の集まりでした。
木星には4つも月が回っていました。
科学の歴史で最大の発見をしたガリレオの驚きと興奮は、
彼がすぐに書き上げた『星界の報告』で、ありありと読むことができます。
発見は、新しい謎を呼びます。
ガリレオが解き明かした宇宙は、400年後のいまも続いている、
宇宙の謎の探求の始まりでした。
人間の宇宙は、望遠鏡の発達とともにどこまでも拡がって、
私たちは137億年前のビッグバンに迫り、
第二の地球を大型望遠鏡で探しています。
望遠鏡による宇宙探求の扉を開いたこの観測から400年を記念するのが、
「世界天文年2009(International Year of Astronomy 2009)」です。
国際天文学連合(IAU)が中心となり、天文学と科学に関する行事を世界中で、
さまざまな規模やかたちで、展開します。
すでに100を超える国々で準備がはじまっていますが、
日本では研究・教育・普及など全国の幅広いメンバーによる
「世界天文年2009日本委員会」のもとで、
楽しい企画が続々と提案・検討されています。
ガリレオの驚きを、みんなの驚きに。
尽きない宇宙の謎を、みんなのものに。
そして、子供たちが本来持っている
自然への興味と科学への関心を応援し、育てたいと思います。
皆さんも、ぜひご参加ください。
かいふ・のりお(放送大学教授、日本学術会議会員、前国立天文台台長)
◎世界天文年2009ホームページ
http://www.astronomy2009.jp/
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