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2009.11.20

福岡・城野遺跡 弥生時代末期では九州最大級の方形周溝墓

北九州市教委は17日、同市小倉南区城野の城野遺跡から、
弥生時代末期(150年ごろ-250年ごろ)としては
九州最大規模の方形周溝墓が出土したと発表した。

周溝墓からは2基の石棺が並んだ状態で発見された。

発掘調査を担当した同市芸術文化振興財団は、
城野遺跡が近隣の二つの遺跡とともに
弥生のムラを形成していたのではないかとみている。
石棺は18日に開封し、内部を調べる。

方形周溝墓は一辺23メートルで、同時期の遺構では
福岡県みやこ町の川ノ上遺跡の17・5メートルをしのぎ、九州最大規模という。
周辺からは竪穴住居跡9棟、深さ約1・5メートルのコメの貯蔵穴と炭化米、
食物を供える高坏(たかつき)などが出土。
弥生時代には珍しい鉄製刀の破片も見つかった。

石棺は2基とも、白色の粘土で外側から目張りされ、密封された状態で出土。
周囲には魔よけとみられる赤色塗料が塗られていた。
近くの重留遺跡からは権力を象徴する広形銅矛も出土しており、
同財団はこの地域に有力な首長がいたと推測。
水田を挟んで三つの集落が共存しながら、近くを流れる紫川の中流域に
弥生のムラを形成していたとみている。

福岡大の武末純一教授(考古学)は
「九州最大規模の周溝墓を持つほどの権力者が
この地域にいたということは画期的発見。
出土品などから権力者像の解明につながるのではないか」と話している。

◎西日本新聞より 2009年11月18日
  http://www.nishinippon.co.jp/...

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