倭国について(6) 建物[住居]、化粧、器
【Podcasting】
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▼魏志倭人伝(三国志・魏書東夷伝倭人条)より
風俗、習慣、産物などは、儋耳(たんじ)、朱崖(しゅがい)と同じである。
倭の気候は温暖である。
1年中、生野菜を食べている。
皆、裸足で暮らしている。
部屋があり、父母兄弟は別々のところで寝起きをする。
朱や赤の顔料を体に塗っている。
これは中国で粉おしろいを塗るのと同じである。
食事は高坏(たかつき)[蔓豆(へんとう):竹や木の器]に盛って、
手づかみで食す。
[参考文献]
・石原道博さん編訳「新訂 魏志倭人伝 他三篇」(論創社)
・斎藤忠さんの著書「日本人はどこから来たか」(講談社学術文庫)より
・武光誠さんの著書「邪馬台国と卑弥呼の事典」(平凡社新書)より
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【儋耳(たんじ)、朱崖(しゅがい)】
現在の中国・海南島
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【住居・建物】
・弥生時代の住居は竪穴式住居スタイル。
・平均16~25平方メートル(9~10畳程度)
・5~8人くらいが同居していたと推定される。
・結婚すると独立した住居を構えたとの推測も。
・床の形は西日本に円形、東日本に四辺形のものが多い。
・屋内には仕切りがあった。
・床の中央には炉
(参考文献:武光誠著「邪馬台国と卑弥呼の事典」)
竪穴住居
(佐賀県唐津市・末盧館パンフレットより引用)
竪穴住居ジオラマ
(佐賀県唐津市・末盧館パンフレットより引用)
▼案内板より
ムラ人たちは、地面を円形や方形に掘り下げ、
屋根でおおった竪穴住居に住んでいました。
(福岡県・板付遺跡にて)
高床建物イメージ
(長崎県教育委員会『発掘「倭人伝」』より引用)
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2009年10月30日
熊本・幅 津留遺跡 県内最古の花弁状住居跡と高床倉庫跡
2010年1月30日
長崎・中ノ瀬遺跡 竪穴住居跡を発見
2008年11月18日
佐賀・四本柳遺跡 国内最古か、花弁状住居跡を確認
2007年2月16日
高知・伏原遺跡で五角形の竪穴式住居跡を発見
2007年7月19日
島根・出雲遺跡で六角形の竪穴住居跡を発見
2008年9月27日
島根・堂ノ上遺跡 弥生後期の焼失住居跡を発見
2009年10月20日
鳥取・妻木晩田遺跡 大型竪穴住居を確認
2009年11月28日
鳥取・堂ノ上遺跡 建物跡を発見
2010年3月19日
鳥取・境北いざこ遺跡 高台に住居跡
2009年6月23日
岡山・南溝手遺跡 珍しい五角形の竪穴住居跡が出土
2009年11月10日
奈良・纒向遺跡 3世紀前半の国内最大面積の建物跡を発見
2009年7月23日
京都・備前遺跡 弥生後期の大型竪穴住居跡2棟
2009年7月16日
京都・上里遺跡 弥生前期の竪穴住居跡を発掘
2009年4月16日
京都・南山遺跡 「方形」竪穴式住居跡
2009年2月6日
和歌山・西飯降2遺跡 竪穴住居跡140棟
2009年7月30日
愛知・岡崎 丸山町
2008年8月28日
静岡・白百合遺跡で海浜集落跡見つかる
2009年1月28日
静岡・白百合遺跡 区画された竪穴住居跡
2009年3月
山梨・南アルプス市 六角の竪穴住居跡発掘
2010年3月3日
山梨・甲府市の千塚小校庭で弥生後期の住居跡
2007年4月27日
神奈川・慶応大学日吉キャンパスで大型竪穴住居址を発見
2007年12月2日
東京・渋谷区鶯谷町で縄文、弥生時代の集落跡を発見
2009年7月11日
群馬・長谷津遺跡 トンネル付き竪穴住居を発見
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【化粧】
風俗博物館
図解古代史(成美堂出版)より
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【木器】
図録「弥生時代の吉野ヶ里」より
図録「弥生時代の吉野ヶ里」より
容器・杓子の未完成品
図録「唐古・鍵考古学ミュージアム 展示図録」より
蓋付高坏
図録「唐古・鍵考古学ミュージアム 展示図録」より
蓋付四脚容器
図録「唐古・鍵考古学ミュージアム 展示図録」より
人間国宝3人が弥生の木器の復元に挑む
(壺中山紫庵さんのBlogより)
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