愛知・若宮遺跡 弥生後期の環壕を確認
豊橋市牟呂町坂津の若宮遺跡の第6次調査で、
弥生時代後期(2世紀ごろ)の環壕(かんごう)が確認された。
環壕は当時の集落の全体像が把握でき、
市教委は「三河地方では貴重な事例」としている。
また、環壕の中から完全な形をとどめたつぼ1点が出土した。
環壕は、区画や敵の侵入防止を目的とした集落を囲む大きな溝で、
主に拠点集落に見られる。
今回確認された環壕は長さ30メートル、幅2・4メートル、
深さ1・5~1・8メートルで、断面がV字形。
本来の深さは約2メートルと推定される。
途中で分岐しており、集落内を区画していたか、
一部を二重環壕にしていた可能性があるという。
市教委は「県内では数が少ない構造。規模も大きい」と説明している。
出土したつぼは、口を上にして置かれていた。
中は空で、市教委は「祭祀(さいし)などのため
意図的に置かれたのではないか」と話している。
◎毎日新聞 2010年10月29日
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