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2012.11.06

土偶 (縄文時代)

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縄文時代における土偶や各種の土製品は、縄文時代の精神世界を反映した宗教的遺物として
古くから研究が行われてきました。

土偶は、その大半が豊満な女性像を象って(かたどって)いることから
地母神信仰に基づく崇拝対象としての女神像、
また故意に壊された土偶が多いことから
生命の再生を願う呪的対象物、あるいは形代(かたしろ)、さらには
縄文世界のカミの表象ではないかなど様々な説が唱えられています。

しかし、いまだこれらの明解な用途・性格といったものは解き明かされてはいません。

なお、東北地方では土偶と同じ顔、同じ姿をした石製品(岩偶)も作られています。

土偶とともに縄文時代の精神世界を反映したものと考えられる土製品には、
土面、あるいは土版、そして動物・植物など自然界に存在するものを象った各種の土製品があります。
こうした各種土製品も呪術的な縄文社会を解明する手がかりとして重要なものなのです。

(東京国立博物館 案内文より)

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